広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

人権と戦争の葛藤~バック・トゥ・ザ・フューチャーを連想しつつ~

天風録アラスジ

放射線影響研究所の研究は、親の被爆が子の健康に影響を及ぼすかどうかを説明会を開いて明らかにしようとしている。

 

   一方で、ガザの現状はヒロシマナガサキのようであるべきだとして、米国の議員が原爆投下を促すような発言を行っている。しかし、核兵器がもたらす悲劇を少しでも理解するならば、議員のような言行は絶対に許されないはずである。

   核攻撃の選択肢を持つこと自体が、人間の命と人権を軽視する行為であり、これに対して強く反対の声を上げるべきだ。このような状況を受け、我々一人一人が平和への願いを新たにし、積極的に行動を起こすことが求められている。

コメント

もはや戦後ではない、と宣言されて何十年経ったことでしょう。私は戦争の記憶は遠いものだと思っていましたが、広島に来て認識を改めました。

 広島では、まだ戦争は終わっていません。放射能の影響特有の病気に悩まされ、原爆手帳を手に入れれば、「いい目をしている」となじられる。子ども達も病気がち……。

影響がどの世代まで続くものなのかは、調べればなにか分かるのかも知れませんが、アメリカは原爆について都合の良いことしか考えていないようです(最近の若者たちについては、その限りではないようですが)。

 

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の原作本を読んだことがありますが、その冒頭では核実験の事実に対する授業を、主人公のマーティが「退屈で飽き飽きした」みたいなことを思うシーンがあります。

 

80年代では、核に関する認識は、きっとそんな人たちが大勢いたのでしょうし、ガザに核兵器を落とすという発言も、「ちょっとやっつけてやれ」のノリで考えているのかも知れません。

 近代においては、戦争に関して人権だの人命だのと持ち出す方が間違いなのでしょうか。

 近代戦争や政治というもののややこしさを感じてしまう昨今です。