ロッキード事件は、戦後最大の汚職事件と呼ばれ、元首相に実刑判決が下った時期の話だ。政治倫理の確立を求める野党に対し、当時の首相である中曽根康弘氏が「リンリ、リンリと、まるでスズムシのように鳴いている」と発言した。この「鈴虫発言」は1984年の…
天風録アラスジ 30年前の、広島アジア競技大会の女子バスケ決勝で感じた熱気と3点シュートの高揚感を追憶。石田記念体育館が「THE FIRST SLAM DUNK」の舞台となり、ファンが訪れるアニメの聖地に。広島ドラゴンフライズの初優勝でプロバスケの名も高まったが…
天風録アラスジ 広島の被爆者が、日本被団協のノーベル平和賞受賞に驚きと喜びを感じていることを伝える記事である。被団協は長年、核兵器廃絶を訴えてきたが、これまで受賞を逃していた。しかし、現在の核の脅威と国際情勢が、受賞の背景にあるとされている…
天風録アラスジ 「人生100年時代」の本が増えた背景には、政府の構想会議設置がある。しかし、最新の研究では21世紀中に平均寿命が100年に達しない可能性が高いとされる。袴田巌さんと姉ひで子さんの長い苦労と、その後の無罪確定の話により、人生の価値が強…
天風録アラスジ 昭和のアイドルグループ、キャンディーズがコンサート中に突然解散を宣言した。メンバーは事務所の了承を得られず、独断で発表した。彼女たちはテレビ番組のマスコットとして結成され、ヒット曲を連発し、人気絶頂の中での解散は惜しまれた。…
天風録アラスジ 広島県熊野町の筆の里工房で、鎌倉初期の古今和歌集を筆写した国宝など、藤原定家の直筆の作品が展示されている。定家が確立した「本歌取り」は、古歌の表現を取り入れ、知的な遊びとして評価された。AIも和歌を作成できるが、先人への敬意や…
天風録アラスジ 石破茂首相が率いる自民党・旧石破派が政治資金規正法違反の疑いで告発された。パーティー券収入を80万円少なく記載したとされ、石破首相は「ミスが起きぬようにしたい」と述べたが、これは政治家の言い訳に過ぎないと批判されている。また、…
天風録アラスジ 広島に原爆が落とされてから2万8916日が経過し、原爆資料館の地球平和監視時計がその日数を刻んでいる。広島県内に住むガザ出身のタレク・アメンさんは、1948年のイスラエル建国とガザでの戦闘開始からの日数を上着に貼り、故郷の悲劇と現在…
天風録アラスジ カープは今季、打撃力不足で苦戦し、特に大砲の不在が響いた。昨季の本塁打王デビッドソン選手が契約延長されていれば、結果は違ったかもしれない。暑さの影響で投手陣も調子を崩し、ドーム球場の不在も影響した。しかし、チームの結束力で低…
天風録アラスジ 石破茂首相は所信表明演説で、政治への信頼回復を目指し、以下の五つを守ると強調した: ルール 日本 国民 地方 若者・女性の機会 しかし、派閥の裏金事件に関与した議員の扱いについては、国民の不満が高まっている。信頼回復のためには、厳…
天風録アラスジ 宮崎空港で戦時中米軍によって投下された不発弾が爆発し、滑走路が一時閉鎖された。幸いにも大きな被害はなく、翌日には運航が再開されたが、戦後の影響が今も続いていることを感じさせる出来事だった。 コメント 兵器の爆発事故の翌日に運航…
天風録アラスジ 30年前の広島アジア大会開会式では、聖火台に火がつかない演出があった。これは、会場を舞うハトを守るための配慮でした。大会には42カ国・地域が参加し、戦争や貧困に苦しむ人々もいたが、平和と尊重の理念が響いた。しかし、現在の世界情勢…
天風録アラスジ 秋も深まりつつあるが、まだ肌寒さを感じる人は少ない。9月に使われる「秋涼の折」が適しているかもしれない。郵便料金が値上げされ、はがきは63円から85円に、手紙は110円に一本化される。能登半島では震災と豪雨が続き、被災者のケアが急務…
天風録アラスジ フナクイムシは「海のシロアリ」とも呼ばれる二枚貝で、木を食べて穴を掘り進む。その生態を模倣したシールド工法がトンネル掘削に利用されているが、広島市での工事中に道路が陥没する事故が発生した。シールド工事には地盤の陥没や隆起のリ…
天風録アラスジ 野村祐輔投手は、広島カープで13年間プレーし、通算80勝を挙げた。彼のストレートは140キロ前後だが、切れや回転数で速く見せる工夫をしていた。今季限りで引退を発表し、10月5日の引退試合ではデビューから続く先発登板の日本記録更新が懸か…
天風録アラスジ 自民党総裁選では、スマホの使用を控えるように求められ、9人が立候補しました。派閥が解散され、議員が個々に投票する選挙となったが、実際には重鎮の影響力が依然として強く、派閥の力が残っていることが明らかになった。石破茂氏が新総裁…
天風録アラスジ 袴田巌さんの無罪が再審で認められた。逮捕から58年が経ち、長い間死刑の恐怖と向き合ってきた。捜査機関が証拠を捏造し、袴田さんを犯人に仕立てたことが判決で明らかになった。姉のひで子さんたち支援者に喜びが広がったが、奪われた時間は…
天風録アラスジ 60年前のベトナム戦争の空爆を背景に、谷川俊太郎の反戦歌「死んだ男の残したものは」が紹介されている。戦争が罪のない命と自然環境を傷つけることを強調し、現在のイスラエルによるレバノン空爆にも言及。国連総会でのグテレス事務総長の発…
天風録アラスジ 宮島の山道を登った先にある「厳島聴測照射所」は、太平洋戦争中に敵機の音を聞き取るための防空施設で、現在は建物跡や聴音機の台座が残っている。10年以上前に取材した同僚によると、当時でも島民にはほとんど知られていなかった。全国の戦…
天風録アラスジ新美南吉の童話「ごんぎつね」に描かれたヒガンバナが、愛知県半田市で300万本も咲き誇る。今年は開花が遅れており、暑い夏の影響が考えられる。秋の訪れとともに、自然災害の被害も報じられている。 コメント20日から22日まで北海道函館旅行…
天風録アラスジ 映画「E・T」の20周年特別版では、銃を無線機に置き換える修正が行われました。これは、銃規制に対するメッセージを込めたものでしたが、後にスピルバーグ監督はこの修正を後悔しました。現在のアメリカでは、銃規制を巡る議論が続いています…
天風録アラスジ 庄原市東城町のウィー東城店で21日に「夜の本屋さん」が開催される。閉店後に布団や軽食を持ち込んで、朝まで自由に本を読めるイベントだ。読書離れが進む中で、本屋さんの新しい試みとして注目されている。 コメント 読書離れを防ぐためには…
天風録アラスジ 半世紀前、人々は未来にワクワクし、月に降り立った人類や大阪万博の「月の石」に熱狂した。しかし、現在はその熱狂が薄れている。来春の大阪・関西万博では「火星の石」が展示されるが、万博への関心は低く、前売り券の売れ行きも目標に達し…
天風録アラスジ 反戦詩画家の四国五郎さんの生誕100年と没後10年を記念する催しが、生まれ故郷の三原市大和町で行われた。彼の作品「ヒロシマの夏」などが展示され、戦争の悲惨さを伝えている。四国さんはシベリア抑留や弟の被爆死を経験し、「戦争をしない…
天風録アラスジ 江戸時代のご隠居さんは、50歳ごろに現役を退き、長屋の知恵袋として社会貢献していた。現在は、60歳代後半の多くが働き続けており、政府も高齢者の就業を推奨している。敬老の日には、身近なご隠居さんに感謝の気持ちを伝えましょう。 コメ…
天風録アラスジ オランダの学者らが、コイン投げで表裏を当てる確率を50.8%に高める研究でイグ・ノーベル賞を受賞した。この賞は「笑えて考えさせられる」研究を表彰する。日本は多くの受賞歴があり、最近では東京医科歯科大のチームが「哺乳類がお尻からも…
広島のJR貨物車両所は「日本一」と称されるが、車輪のデータ改ざんが発覚し、信頼が揺らいでいる。10年以上続く不正が明らかになり、国土交通省の検査が行われている。安全対策の再構築が求められている。 コメント JR貨物の車輪データ改ざんは、車軸に車輪…
天風録アラスジ 2020年のドキュメンタリー映画「相撲道」では、力士が「毎日交通事故のようだ」と語る。玉鷲関が初土俵からの通算連続出場回数で歴代1位となり、「生きる伝説」と称される。彼の遅咲きの成功と、21年にわたる相撲道の歩みが強調されている。…
天風録アラスジ 岸田文雄首相の退陣表明を受け、「ガラガラポン」(仕切り直し)が必要だと感じた。総裁選では「政治とカネ」問題や防衛増税、マイナ保険証の移行、選択的夫婦別姓が争点となる。国民の声を聞くことが重要だが、総裁選が内輪の言葉だけで終わ…
天風録アラスジ 手塚治虫の漫画「三つ目がとおる」は、連載開始50周年を迎えた。超能力を持つ古代人の末裔である中学生が遺跡の謎を解く物語である。特に「酒船石奇談」は、飛鳥時代の奈良県明日香村にある巨石を題材にしており、古代の支配者が人々の心を操…