広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

自費出版の挑戦と努力が生んだ賢治の作品

天風録アラスジ 宮沢賢治の詩集「春と修羅」は、100年前に自費出版され、その表現力と深遠なメッセージで今もなお読者を惹きつけている。詩の中で描かれる修羅の世界や怒りの感情は、現代の社会や政治にも通じるものがある。 賢治の詩は、その表現力と深遠な…

天風録アラスジ 宮沢賢治の詩集「春と修羅」は、100年前に自費出版され、その表現力と深遠なメッセージで今もなお読者を惹きつけている。詩の中で描かれる修羅の世界や怒りの感情は、現代の社会や政治にも通じるものがある。 賢治の詩は、その表現力と深遠な…

少女と元原発作業員の出会い

天風録アラスジ 今日の「天風録」は、少女の旅と道の駅の役割についての物語。 映画『風の電話』の少女は、広島から岩手へのヒッチハイクを通じて元原発作業員と出会う。道の駅は旅の休憩所だけでなく、目的地となる場所で、特色ある体験や地元の産物を提供…

戦乱の中で継承される文化の重要性

天風録アラスジ 新しい1万円札の顔となる渋沢栄一の家訓、800年前の歌人藤原定家の直筆とその家訓、そして新紙幣トリオの津田梅子と北里柴三郎がそれぞれの大学の学祖として仰がれることは、投機や権力争いではなく、文化の力の重要性を示している。 上記の…

革新的技術:スカイレールの幕引き

天風録アラスジJR瀬野駅と団地を結ぶスカイレールが26年の歴史に幕を下ろす。 開業時は最先端の技術だったが、利用者は当初計画の4分の1にとどまり、赤字が毎年続いていた。代替の電気自動車バスが走り始め、団地内のあちこちに停留所ができた。 新しい技術…

挑戦と希望:若者の未来への道

天風録アラスジ 「失われた30年」は見方を変えれば「得られた30年」であり、日本文化の評価は高まっている。 これからの時代は、若い人々が主導することだろう。彼らは新鮮な視点とエネルギーを持って、世界を変革する力を持っている。 特に、日本の若者たち…

若者の働き方と進化

天風録アラスジ 新しい入社式のスタイルが見られ、多様性が尊重され、ノーネクタイやワンピース姿も許容されるようになった。 しかし、SNSでは新社会人の早期退職の報告が目立ち、退職代行サービスの依頼も増えている。退職理由としては、事前に聞いた業務や…

創造性と自然:フィンランドと日本の幸福度の比較

天風録アラスジ 湯川秀樹博士のエッセーの中で自然と人間の創造性についての洞察が示されている。彼は自然が曲線を、人間が直線を創造すると述べている。 これは、フィンランドのライフスタイルやデザインにも反映されている。北欧のデザインは、自然からイ…

文化解釈と恩送り行為:人情のバランス

天風録アラスジ井上ひさしは一関市で作文教室の講師を務め、恩送りの精神を体現していた。彼の精神は現在も引き継がれ、井上さんがかつて恩を受けたように、今度は若者たちが恩を送り続けている。 恩が天下の回りものであるように、金は天下の回りものだが、…

視野を広げる挑戦:写真家篠山紀信さんの遺産

篠山紀信さん、83歳の訃報が届いた。彼は広告写真の世界で名を成し、1970年代の雑誌ブームに乗った。芸能誌「明星」や青年誌「GORO」などで表紙写真や連載物をかけ持ちする売れっ子となった。また、俳優宮沢りえさんのヌード写真集は社会現象となり、時…

地震の脅威と備え:新自由主義と未来への教訓

天風録アラスジ 熊本地震震災ミュージアムでは、地震の爪痕と活断層の脅威が生々しく伝えられている。 ミュージアムの訪問は、地震とその影響について深く理解するための重要なステップとなる。過去の災害から学び、未来の災害への備えを強化することの重要…

理性とギャンブル依存症

天風録アラスジ ギャンブル依存症の深刻さを語るために、文豪ドストエフスキーの賭博癖や大谷翔平選手の元通訳の闇賭博事件などが引き合いに出されている。 特に、依存症の解決策として「医する」道が提唱されており、それは問題を包み隠さずに語ることから…

物価高の現状と政治的影響

天風録アラスジ 韓国の尹錫悦大統領の「長ネギが875ウォン(約100円)なら妥当」との発言が物価高の現状を理解していないとの批判を引き起こし、与党の総選挙大敗につながった。この事件は、政治家の発言が国民の感情に大きな影響を与え、政治的な結果を招く…

地震に強い日本の防災意識

天風録アラスジ 150年前、郵便ポストが公衆トイレと誤解されたエピソードから、現代の災害時のトイレ問題までを描いている。 大災害では断水が続き、トイレが使えない地域が出るため、清潔なトイレの確保が重要で、トイレという日常的な存在が、災害時には大…

シウマイ弁当の魅力と崎陽軒への愛情

天風録アラスジ 駅弁の日を記念して、半世紀前の在来線での小旅行と駅弁の楽しみを振り返る。駅弁は地方色と旅情を盛り込んだ日本の文化遺産であり、旅行が制限されたコロナ禍でも駅弁フェアは人気があった。 駅弁が旅行シーズンの中でも特に気候が良い日に…

台湾の支援体制の模範

天風録アラスジ 石川県輪島市の県立輪島高の平野敏校長は、能登半島地震後の困難な状況下でも学びを止めないことを強調した。 平野校長は、自身のブログを通じて、生徒たちだけでなく多くの人々に向けてメッセージを発信し続けた。 そのメッセージの中心には…

新プロジェクトX:建設工事と困難

天風録アラスジ NHKの新番組「新プロジェクトX」は、東京スカイツリーの建設を舞台に、困難に挑む日本人の姿を描き出す。工事の進行中に生じた問題は、作業員たちが桜の下で酒を酌み交わし、心を一つにすることで解決された。しかし、現在の建設業界では、時…

人権と戦争の葛藤~バック・トゥ・ザ・フューチャーを連想しつつ~

天風録アラスジ 放射線影響研究所の研究は、親の被爆が子の健康に影響を及ぼすかどうかを説明会を開いて明らかにしようとしている。 一方で、ガザの現状はヒロシマやナガサキのようであるべきだとして、米国の議員が原爆投下を促すような発言を行っている。…

少子化対策と貧困問題の関連性

天風録アラスジ 幕末の大久保仁斎の貧困と現代若者の金銭問題が描かれ、年間給与が米30俵だった大久保と、「手取り」が増えない現代若者が比較されている。子育て支援金を医療保険料に上乗せする案については国民の納得感が低い。少子化対策の一環としてこの…

台湾と日本の絆~被爆と地震

天風録アラスジ 台湾東部の花蓮が震度6強の地震に襲われ、その地域の先住民や日本との歴史的な関連性について考察する。 この地震の影響は深刻で、その被害は時間が経つごとに拡大している。特に、花蓮の先住民たちはテレビで放送されるような視覚的な被害が…

知事の発言と影響

天風録アラスジ福島県大熊町に位置するもーもーガーデンでは、2011年の原発事故の後に山へと逃げ込んだ牛を保護し、荒廃した土地を守り続けている。 牛たちは、事故後の混乱の中で放棄され、自然の中で生き延びた生物である。もーもーガーデンは、これらの牛…

自然災害への科学技術~大自然の怖さと美しさ

天風録アラスジ ゲーテの火山への関心を例に、火山の危険性とそれに対する対策について語る。ベズビオ火山の大噴火の危険性とそれに対するイタリアの対策に比べ、日本の現状は危機意識が不足していると言える。 富士山が噴火した場合、社会の仕組みが大きく…

ヨシタケシンスケの世界~新たな発見への道

天風録アラスジ 絵本作家ヨシタケシンスケの作品「りんごかもしれない」が「こどもの本総選挙」で1位に輝いた。ヨシタケさんのメッセージは、多くの可能性を想像し、自分自身の言葉や考え方を探すことを奨励している。彼の作品は、好き嫌いの垣根を取り払い…

成功への道:若者の新たな可能性

天風録アラスジ 若者たちは、独自の個性を伸ばし、社会に挑戦する中で必然的に様々な困難に直面するだろう。しかし、それらの困難は中村八大が誓ったように、自身の成長と成功のための肥やしとなるはず。自身と向き合い、自己を完成させることは、個々の能力…

春の厄介な問題~黄砂に吹かれて

天風録アラスジ 春の良い天候は短く、すぐに別の問題、黄砂や花粉症が現れる。黄砂は中国から飛来し、洗濯物や車を汚すだけでなく、目の痒みを引き起こし、花粉症を悪化させる可能性がある。 さらに、黄砂は花粉の粒子を破裂させるため、花粉がより深く体内…

高橋里志の遺志を継ぐ挑戦

天風録アラスジ 昨日の試合では九里亜蓮投手が初めて開幕投手を務め、7回で3失点という結果を残した。一球で3ランを取られた以外は、投げっぷりは緩急自在だった。プロ入り11年目にして初の大役を果たし、高橋里志さんのような気骨を感じさせた。高橋さんが…

結婚と多様性を考える

天風録アラスジ 最高裁が同性カップルにも犯罪被害給付制度に基づく給付金が支給対象になり得るとの初の判断を示し、札幌高裁も同性婚を認めぬ規定は憲法違反と踏み込んだ。 これらの判断は、多様な性の在り方を認め、人権の灯を明々とともす新しい時代風景…

農業の未来に向けた問題意識~『買うから作る時代へ』

天風録アラスジ 男爵とキタアカリのジャガイモを植えた体験農園が始まった。元農協職員の伝道俊朗さんが主導し、地元産の有機堆肥を使用。 物価高や気候変動による食の不安から、「買うから作る時代へ」のメッセージが共感を呼んだ。広島の強みは人々が山や…

食品安全性の懸念~人工甘味料と肝臓のリスク

天風録アラスジ 紅こうじ菌を利用した製品の健康被害問題が広がりつつある。 紅こうじ菌を含むサプリメントの摂取者が腎疾患で入院したり、あるいは死亡するという深刻な事態が報告されており、製薬会社の小林製薬は、自社の製品について健康被害の可能性が…

密かに広がる病気とプライバシー保護

天風録アラスジ キャサリン皇太子妃は自身のがん闘病について子どもたちに説明し、日々体調が良くなっていることを伝えて安心させたという。 このような配慮から公表が遅くなったとみられる。子どもたちへの思いやりは世界共通のものである。子育て世代のが…