広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

星野富弘の詩画家としての軌跡

天風録アラスジ
詩画家星野富弘さんは、口で筆をくわえて絵を描くことで知られている。彼の妻は、夫婦喧嘩を避けるために、喧嘩しそうな時は星野さんの口に筆をくわえさせると語っている。

   星野さんは、絵手紙風の詩画を通じて、闘病生活の中で新たな生きがいを見出した。彼は78歳で亡くなったが、生前は野の花を描くことを好み、

 

  電動車いすでの外出が苦手であったものの、車いすに鈴をつけることで凸凹道を楽しむようになった。

 

  彼の随筆は、人生の困難を乗り越えるための内なる鈴のような存在について語っている。平らな道では鳴らない鈴が、人生の凸凹道で心を高揚させるというメッセージを伝えている。


コメント
詩画家の星野富弘さんは、24歳での事故による脊椎損傷後も、口に筆をくわえて詩画を創り出し、多くの人々に感動を与えています。

 

  あたたかさややさしさを伝えています。星野さんの作品は、困難を乗り越えた人々に希望を与え、人生の凸凹道を楽しむことの大切さを教えてくれる贈り物となっています。
星野さんの詩画は、彼の人生の旅と深い内省を反映し、特に花をモチーフにした作品が多いのです。

 

彼の作品は暖かさや優しさを伝え、多くの人々に愛されています。また、彼の詩画は教科書や合唱曲集、歌曲集、CDなどにも採用され、その影響は広範囲に及んでいます。


鈴を付けたところで不自由な身体である事実に変わりがないという現実に直面する時、絶望することも一つの人間の反応でしょう。しかし、星野さんはその絶望の淵から這い上がり、困難を乗り越える力を見せてくれました。

 

 その姿を通して、わたしたちは希望の貴さを改めて認識させられます。また、彼の経験は我々に感受性を研ぎ澄ませ、周囲の世界をより深く理解することの大切さを感じさせてくれます。貴重なお話を読ませていただきました。天風録、有り難うございます。