2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
天風録アラスジ 1942年5月、土木技師の八田與一は米国の潜水艦によって撃沈された船に乗船していた。彼は、その10年前、台湾で烏山頭ダムを完成させ、南部の不毛な土地を穀倉地帯に変革した。彼を慕う頼清徳氏は、昨日台湾の総統に就任し、八田の命日には毎…
天風録アラスジ スーパーマーケットの飲み物売り場では、みかん製品が増え、オレンジジュースは減少し価格も上昇している。これは、オレンジの主要生産国であるブラジルが天候不良と病害に見舞われ、オレンジが世界的に不足しているため。また、カカオ豆の価…
天風録アラスジ 大学の役割は、人と人、人と知識の出会いを持続的に媒介することである。例えば、広島大学の40代から60代のOB3人が自転車で海沿いの道を進む姿を見ると、その真髄を感じる。彼らは大学の卒業生でつくるサイクリング部の一員であり、40キロを…
天風録アラスジ このストーリーは、広島東洋カープの津田恒美と清川栄治という2人の投手の友情と競争を描いている。38年前、津田が試合で逆転負けを喫し、その失意の中で清川の部屋を訪れたというエピソードがある。その夜、二人はバイクに乗り、夜通し走っ…
天風録アラスジ 元FBI美術捜査官ロバート・ウィットマンの回想録によれば、美術品の盗難捜査は映画のような潜入捜査が実際に行われている。そのFBIが沖縄戦で失われた文化財を沖縄県に返還した事例があり、その中には歴代琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)…
天風録アラスジ 認知症の母親を介護した映画監督の信友直子さんの経験は、認知症患者の個性と尊厳を尊重する重要性を示している。介護福祉士が患者の経歴や趣味を深く理解し、それを介助に生かすことの重要性も強調されている。また、家族だけでの介護は困難…
天風録アラスジ 二〇二四年一月八日(月) 池田佳隆衆院議員が政治資金規正法違反の疑いで逮捕された事件は、政治改革から30年後の拝金主義の影響を示している。 安倍派の裏金問題は、派閥の責任が重いと指摘され、真実を明らかにする必要がある。厳格な法整…
天風録アラスジ 明日で生誕120周年の笠智衆さんの役柄は、時代とともに変化し、その都度新たな魅力を発揮した。 特に「男はつらいよ」シリーズの御前様役では、その独特な存在感と役者としての魅力を最大限に引き立てていた。また、彼が初めて写真集を出した…
天風録アラスジ 佐賀県の玄海町長が「核のごみ」最終処分場の調査を受け入れると表明した。これは全国で3例目、原発を抱える自治体では初めてのことだ。しかし、住民の不安が置き去りにされないか心配がある。また、原発を抱える他の自治体は予防線を張り、…
天風録アラスジ 首相官邸の官房長官が管理する金庫から毎月1億円が領収書なしで使われ、その一部が選挙に流用された疑惑が浮上している。この機密費は、元官房長官や政治評論家にも配られ、その透明化が進まない原因は、この資金の影響が政界に広がっている…
天風録アラスジ 故小渕恵三首相の対話の姿勢は、国民の親近感を引き出し、政権の支持率を上昇させた。しかし、最近の環境相と水俣病患者団体との懇談では、職員が発言を遮りマイクを切るという行動が見られ、対話への約束が心にもないものと見透かされた。こ…
天風録アラスジ ガザの非人道的な状況が世界に発信され、その報道の勇敢さがピュリツァー賞特別賞に輝いた。イスラエルとハマスの戦闘で3万4千人以上の市民が犠牲となり、休戦案を受け入れたハマスに対し、イスラエルは侵攻を続ける。 この報道が世界の目を…
天風録アラスジ ベートーベンの「第九」は200年の歴史を経て、極東の地でも愛されている。 その初演は多くの困難を伴ったが、エピソードは東西を問わず伝えられている。 戦時下の1943年に東京音楽学校の学生たちを送り出す演奏と、戦後の追悼演奏は「歳末第…
天風録アラスジ 広島ドラゴンフライズの朝山正悟選手は、チームが困難な状況に直面していた時期に、選手だけでなく広報や営業の役割も果たし、Bリーグ初の兼任監督も引き受けた。彼の献身的な努力により、チームは地元での認知度を上げ、最終的にチャンピオ…
天風録アラスジ カエルの生存環境は農地の減少、農薬の影響、温暖化による里山の環境変化などで厳しさを増している。 特に、絶滅危惧種であるナゴヤダルマガエルは、肉食で湿地の生態系の「大王」級の強者であるコウノトリによる脅威にさらされている。人間…
天風録アラスジひろしまフラワーフェスティバル(FF)が5年ぶりの通常開催で開幕し、新たな景色と喜びがあふれている。 赤、白、黄色のパレードが平和大通りを彩り、新緑の木々がその鮮やかさをより引き立てている。春の強い日差しは照明のように街を照らし…
天風録アラスジ カメムシの大発生が予想されるが、これは暖冬により冬を越した個体が増えたためである。 カメムシは稲の養分や果汁を吸うため、農家にとっては問題となる。また、トコジラミの被害も増えており、これは人の往来が増えたためである。 これらの…
天風録アラスジ詩画家星野富弘さんは、口で筆をくわえて絵を描くことで知られている。彼の妻は、夫婦喧嘩を避けるために、喧嘩しそうな時は星野さんの口に筆をくわえさせると語っている。 星野さんは、絵手紙風の詩画を通じて、闘病生活の中で新たな生きがい…
天風録アラスジ台湾の地震後の避難所は日本とは異なり、テントが迅速に整備され、温かい食事、温水シャワー、無料Wi-Fiなどが提供される。 行政とボランティア団体が連携し、必要な物資や被災者のニーズに応じた役割分担が行われる。 日本でも、能登半島地震…