広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

責任の再注目

天風録アラスジ

岸田文雄首相が自民党総裁選に出ないと決め、政治資金パーティー裏金事件の責任を取ると表明した。長期政権下で曖昧にされてきた「責任」の概念が再び注目されているが、政治と金の問題は解決していない。組織の長が責任を取った以上、他の当事者たちも対応が求められる。

また、麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長が支える「三頭政治」が崩れるなど、政界の裏では様々な動きがあり、表向きのきれいごとだけではない。伊東正義元外相の「表紙だけ変えても、中身を変えなければ駄目だ」という言葉が思い出される。国民は、この状況をしっかりと見守っている。

 

コメント

岸田文雄首相も、決して悪い人じゃなかったと私は思います。愛子さまを次期天皇に推そうとしたのは、本当に立派だと思いますし、自衛権をより強めようと一生懸命に頑張ったことも高く評価できます(憲法改正には個人的には反対ですが、サイバーテロなどの脅威がありますからね)。ただし、株価暴落に関しては、やはりいちばん責任があるのは政府だと思いますし、裏金疑惑に関してもまだ完全には解明されていません。これらのことを総合的に考えると、引責辞任は無理からぬ話かもしれないのです。

わたしが一番がっかりしたのは、広島で行われていた平和サミットの時のことでした。平和サミットは、世界中のリーダーが集まり、核兵器のない世界を目指して議論を交わす場であると期待していました。しかし、実際には核兵器の廃絶には至らず、むしろ核兵器の存在を容認するような結果になってしまったのです。

広島は、原爆の被害を受けた歴史的な地であり、核兵器の恐ろしさを世界に伝え続けてきた場所です。そんな場所で行われたサミットでさえ、核兵器廃絶の道筋を見いだせなかったことは、非常に残念です。被爆者やその遺族の方々がどれだけ失望したかを考えると、胸が痛みます。