2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
天風録アラスジ 「リモートワーク」という言葉が新型コロナ禍で広まり、政治家の言い訳にも使われるようになった。自民党を離党した広瀬めぐみ参院議員がリモートワークを理由に疑惑を否定したが、詐欺容疑で家宅捜索を受けた。過去にも秘書給与詐取で有罪と…
天風録アラスジ 漫画の世界で濁点の付いたせりふが感情を強調するように、パリ五輪での柔道女子52キロ級の阿部詩選手の号泣も強い感情を伝えた。2連覇を逃した彼女の絶叫は、重圧と全力を尽くした日々の結果だった。観客の激励と五輪公式の称賛が彼女を支え…
天風録アラスジ 松本清張の短編時代小説「佐渡流人行」は、幕府の役人が恨みを持つ元武士を無宿人として佐渡金山に送り込む巧妙なミステリーで、史実に基づいた生々しい描写が特徴的である。佐渡金山が世界遺産に登録されたことを受け、その評価と共に現場の…
天風録アラスジ 川沿いの夕涼みやパリ五輪開会式の華やかな水上祝典を描写しつつ、美しい川が一変して恐ろしい表情を見せることがあると警告している。特に東北地方の記録的な大雨による最上川の氾濫や、住民救助中の警察官の流失などの被害が強調されている…
天風録アラスジ 花火の魅力は音にあり、技術の進化で音楽とのシンクロや多彩な色が楽しめるようになった。しかし、花火大会は安全確保や物価高騰などの課題に直面している。特に火薬の値上がりは深刻で、背景にはロシアのウクライナ侵攻がある。コロナ禍では…
天風録アラスジ 100年前のパリ五輪では日本選手団が40日間の船旅を経て到着し、水道水の安全性が問題視されていた。現在、セーヌ川での五輪開会式に向けて2400億円が浄水対策に投じられ、市長自らが安全性をアピールしているが、水質の懸念は残る。選手たち…
天風録アラスジ トランプ氏が銃撃されながらも力強いリーダー像をアピールした一方、バイデン大統領はコロナ感染で隔離に入った。トランプ氏の優位が確実視されていたが、ハリス副大統領が後継指名を受け、急速に支持を集めている。現在の世論調査ではハリス…
広島東洋カープの新井貴浩監督が自費で全面広告を出し、元エース黒田博樹さんの野球殿堂入りを祝福した。6年前、黒田さんが新井さんの引退を称えた広告に対する返歌として、今回の広告が掲載された。両者の「カープ愛」とファンサービス精神が伝わるエピソー…
天風録アラスジ 芥川賞作家の平野啓一郎さんの小説「本心」は、2040年代の日本で「自由死」が合法となった社会を描く。主人公の息子は、母の死の理由を知るためにAIで母を再現する。団塊ジュニア世代が高齢者になる時代の社会保障の問題や、非正規雇用、未婚…
ロシアのピアニスト、エフゲニー・キーシン氏がウクライナ支援を理由に「スパイ」指定を受けたが、日本ツアーには影響がない。一方、米経済紙の記者がロシアでスパイ活動の罪で懲役16年の判決を受けた。核兵器の使用が懸念される中、スイスで始まる核拡散防…
天風録アラスジ 日本棋院は関東大震災を契機に結束し、1924年に設立され、今年で100周年を迎えた。戦争や逆風にも負けず、囲碁の伝統を守り続けた。現在、囲碁人口は減少しているが、日本棋院は女子プロによる団体リーグを開始し、人気回復を図っている。次…
天風録アラスジ 横浜地検の検察官が21日間にわたり黙秘する被疑者に対して人格攻撃を行ったことが裁判所で「人格権を侵害した」と認められ、国に賠償を命じられた。録音録画映像が証拠として公開され、取調室の透明性が高まったことが強調されている。また、…
天風録アラスジ 毎年廿日市市で開催されるけん玉ワールドカップが10周年を迎える。今年は16カ国・地域から700人以上が参加し、けん玉文化が国内外に広がっている。廿日市市の誇りとなるイベントで、観客と参加者の一体感が魅力的だ。けん玉は一時期地元で作…
天風録アラスジ コロンブスが見つけた香辛料、特にトウガラシ(アヒー)は、欧州に持ち帰られ世界中に広がった。辛さが人々を引き付け、1986年には「激辛」が流行語大賞の銀賞を受賞した。現在では極辛食品も多く出回り、注意が必要である。辛いものは夏に食…
天風録アラスジ 1963年の予想特集では、スマホやオンライン授業の普及を的中させた一方、議員の海外視察が不要になるという予測は外れた。広島県議会の議員22人が欧州視察を予定しており、費用は3500万円を超える。視察の成果や帰国後の報告に対する厳しい視…
天風録アラスジ ☆今日は新聞休刊日のため、過去の記事を要約・コメントします。 二〇二四年一月十日(水) 下関市立考古博物館が「博物館浴」という造語を紹介し、癒やし効果を実証する体験会を開催する。カナダやベルギー、台湾でもアートや博物館を利用し…
天風録アラスジ さいとう・たかをの漫画「ゴルゴ13」のエピソードが、トランプ前大統領をモデルにしたキャラクターを描いたことで話題になった。最近、トランプ氏が演説中に狙撃される事件が発生し、フィクションのような現実が浮き彫りになった。政治家への…
天風録アラスジ フランス革命記念日にパリで聖火リレーが行われる。1789年のバスチーユ襲撃が革命の始まりとなり、その中でメートル法が生まれた。メートル法はスポーツの国際化にも寄与し、五輪でも採用されている。しかし、五輪は政治の影響を受け、理想と…
天風録アラスジ NTTが紙版の「タウンページ」を廃止することで、130年余りの電話帳の歴史が終わる。かつては生活や営業に欠かせないアイテムだったが、インターネットの普及や個人情報保護の観点から利用が減少。電話帳が薄くなる一方で、情報の重要性は増し…
天風録アラスジ 動物の貯食習性に例え、防衛費の使い残し約1300億円に対する批判が述べられている。防衛予算は増額され続けているが、使い切れないまま増税を訴える政府に対し、納得できないとの声がある。また、防衛省の不祥事が続いており、組織の腐敗が懸…
天風録アラスジ スーパーボウルの優勝杯に刻まれたヴィンス・ロンバルディの名言「倒されたかどうかは関係ない。立ち上がるかどうかが問題だ」にちなみ、ジョー・バイデン米大統領は「打ちのめされても立ち上がることができる」と銘打った選挙キャンペーンを…
天風録アラスジ 夏休みを前に、多くの家庭が予算削減を余儀なくされ、自宅で過ごす人が増加。物価高と実質賃金の減少が影響し、旅行を控える傾向が強まっている。特に困窮世帯では、夏休みが生活費の増加につながるため、短縮を望む声も多い。子どもたちに楽…
天風録アラスジ 広島市内のデパートで軽量な折り畳み傘が人気だが、小型・軽量化により落とし物が増える懸念がある。昨年、全国の警察に届いた落とし物は過去最多の約3千万点で、スマホ依存が原因との指摘もある。高価な品や思い出の品も多く、喪失感の重さ…
天風録アラスジ 都市の熱問題に対処するためには、街路樹の「緑の日傘」が重要である。特に樹齢100年級の木々は、路面温度を大幅に下げる効果がある。東京都知事選でも、明治神宮外苑の再開発計画に伴う樹木の伐採が議論された。ヒートアイランド現象が子ど…
天風録アラスジ 中国地方は猛暑が続き、セミの鳴き声が少ないことが話題となっている。米国ではセミの大発生があり、13年と17年周期のセミが同時に出現する現象が221年ぶりに起きた。研究者の吉村仁さんによると、これは他の周期のセミとの交雑を避けるため…
天風録アラスジ 広島デルタを走る1957年生まれの路面電車2両が引退する。これらの車両は京都市電から譲り受けたもので、元の姿のままで運行され「動く電車の博物館」として親しまれていた。引退を惜しむ声もあるが、新たなシステムや駅前大橋線の誕生など、…
天風録アラスジ 新しい1万円札の登場により、渋沢栄一の肖像が使われるが、円の価値低下やキャッシュレス社会の進展で紙幣の重要性が減少している。現金を使わない人が増え、今回の新紙幣が最後になる可能性も指摘されている。岸田文雄首相は新紙幣を「新し…
天風録アラスジ サミュエル・ウルマンの詩「青春」は、年齢ではなく心の持ち方が若さを決めると説き、78歳で書かれた。日本で親しまれる背景にはマッカーサー司令官の影響がある。老人クラブの解散が相次ぐ現状に触れ、超高齢社会においてもお年寄りが笑顔で…
天風録アラスジ 元Jリーガー内田篤人さんが気候変動によるサッカーへの影響を語り、Jリーグでの大雨による試合中止が増加している現状を指摘。パリ五輪でも熱波が予想され、炎天下で戦う選手たちへの懸念が高まっている。1年前の7月2日には、埼玉のシニアサ…
天風録アラスジ熊本県小国町を訪れ、北里柴三郎博士の偉業を紹介する記念館を見学。彼は予防医学を志し、破傷風の血清療法で世界を驚かせたが、帰国後は政府との関係で苦労もあった。伝染病研究所の改組に反発し、北里研究所を設立。彼の挑戦心と反骨心は、…