広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

墓地と宗教の葛藤

天風録アラスジ

広島市内の墓地で墓参りをする中、昭和二十年八月六日没と刻まれた墓石や、初盆に立てる白い灯籠が目立つことから高齢化と「多死社会」を感じる。また、墓じまいや共同墓、永代供養型の霊園の増加により、葬送や埋葬の形が変わりつつある。少子化に伴う「少墓化」の流れや、家族葬向けの小規模な斎場や樹木葬の霊園の普及が進み、先祖の敬い方や亡き人の偲び方も変化していることが示唆されている。これにより、親類や地域とのつながりも薄れていくのではないかと懸念される。

10年後、お盆の様子はどう変わっているのか、墓の前で問いかけてみる。

 

コメント

我が家の場合、宮島や比治山など、広島のあちこちに4カ所も墓地があり、墓参りは1日がかりです。あまりにも墓が多い上に、わたしたちには子どももいないので、そろそろ墓じまいをしようかという案が持ち上がっています。しかし、どの墓をどのように整理するかについては、まだ具体的な計画は立てていません。

その際、問題となったのが、故人の宗教です。家の宗教が浄土真宗なんですが、叔母の信仰していたのが天理教だったり、わたし自身がクリスチャンだったりしますので、墓の参り方などはぜんぜん違います。例えば、天理教の墓参りの場合は、墓前で柏手を打ちますし、クリスチャンの場合は花を供え、線香やロウソクは不要です。

宗教が違うと風習が違うのです。墓じまいするにしても、どうするかということで、夫婦間で激しい議論になりました。お互いの意見が食い違う中で、どのようにすれば全ての宗教を尊重しながら、適切に墓じまいを進められるかについて話し合いを重ねています。また、親戚や友人に相談して、アドバイスをもらうことも考えています。最終的には、全ての家族が納得できる形で解決したいと思っています。

いろいろ大変ですが、個人の宗教を尊ぶという夫のスタンスを信頼しようと思ってます。