広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

広島の鐘が響く

天風録アラスジ

北海道に住む被爆者の手記には、広島の救援活動や「暁部隊」の記憶が記されている。10代で志願した元特攻兵が、広島での悲惨な体験を綴っている。北海道被爆者協会は来春に解散するが、資料は札幌の学校法人に譲渡されることになった。全国の被爆者団体も高齢化のため存続が危ぶまれている。

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、暁部隊の企画展が開催されており、元少年兵の証言や実物大の特攻艇「マルレ」の復元が展示されている。核兵器の脅威が再び強まる今、これらの地獄絵図の記憶を次世代に伝えることが重要だ。

コメント

第二次世界大戦を終わらせた兵器。そして、しぶとくて根性のある日本人を打ち負かした兵器、それが核兵器です。核保有国にとっては、被爆者の悲惨さよりも、「あれだけの犠牲を出した戦争を終わらせた功労者」としてしか、核兵器を見ていないのでしょう。被爆者の証言が、各国の庶民の間にも共通認識として浸透しているならば、核兵器など持ちたいとは思わないはずです。それにもかかわらず、核保有国は依然としてその威力や戦争を終結させたという側面だけを強調します。核兵器の恐ろしさや、それがもたらす人類への影響を深く理解していないのです。わたしなどは、被爆者の声がもっと広く伝わり、核兵器の非人道性についての共通認識が世界中に広がることを願っています。

 

核兵器廃絶への道のりは、ほんとうに遠い。核兵器による脅威は世界中の人々に影響を及ぼし、その存在自体が平和を脅かしています。核兵器の廃絶こそが、真の平和への一歩であり、未来の世代に対する私たちの責任でもあります。

そして広島の鐘が鳴っています。この鐘の音は、戦争の悲惨さを忘れず、平和を追求する心を持ち続けるための象徴です。広島の鐘の響きが、世界中の人々に平和の重要性を訴えかけ、一人一人が核兵器の廃絶に向けた行動を起こすきっかけとなることを願っています。