天風録アラスジ
カメムシの大発生が予想されるが、これは暖冬により冬を越した個体が増えたためである。
カメムシは稲の養分や果汁を吸うため、農家にとっては問題となる。また、トコジラミの被害も増えており、これは人の往来が増えたためである。
これらの害虫の広がりは、温暖化を招く人間の活動が原因と考えられる。
これらの害虫の問題に対処するためには、人間の活動を見直し、環境への影響を最小限に抑えることが求められる。
それにも関わらず、我々の生活の快適さを追求する傾向がこの問題を複雑化させている。害虫との共存策を模索しなければならない現状に、我々はどのように向き合うべきなのだろうか。今後の研究と努力が待たれる。
コメント
まだ小学生の頃。スズメに関する疑問を感じました。
スズメは、季節によって「益鳥」と「害鳥」の間でその呼び名が変わる、という不思議な生物です。具体的には、夏場にはスズメは益鳥として認識されます。
その理由は、スズメがヒナを育てるために大量の害虫を捕食し、農作物を守ってくれるからです。しかし、秋が訪れると、その評価は一変します。
スズメは水田に集まり、人間が手間ひまかけて育てたコメを食べるようになるのです。そこで秋になるとスズメは害鳥と呼ばれるようになります。同じ鳥が、季節によって評価がガラリと変わる。これは一体何故なのでしょうか?
人間は、自分たちにとって有益な生物を「益鳥」や「益虫」と呼び、逆に自分たちにとって害となる生物を「害鳥」や「害虫」と呼びます。
これは人間中心的な視点であり、自然界の生物全体を公平に評価するものではありません。
我々は、自然界の生物を公平に評価し、尊重することを学ぶべきでしょう。
その一方で、我々人間の生活や活動が自然界にどのような影響を及ぼしているのかを深く理解し、その責任を果たすことも重要だと考えます。