広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

公正性を守るための圧倒的勝者への規制

天風録アラスジ

ITビジネスでは、技術的に優れた企業が国際標準を握り、大きな利益を得る状況が生まれる。

 しかし、公正取引委員会Googleのような圧倒的な勝者に対して行政処分を行うことで、規制とチェックが行われる。このような状況は、勝者の後に敗者が続くじゃんけんの遊び(「勝者総取り」)に例えられる。

この「勝者総取り」の状況は、インターネットというネットサービスが日常生活や仕事において必要不可欠な存在となり、電気や水道と同じ公共事業ともいえる現代社会において特に顕著である。

 だからこそ、市場の公正性を保つために、圧倒的な勝者に対する適切な規制やチェックが必要となるのである。

コメント

インターネット検索エンジンの大手であり、全世界にその名を知られているグーグルが最近、行政処分を受けました。

 「検索エンジン」とは、ウェブ上の情報を収集し、ユーザーが入力したキーワードに関連する情報を迅速かつ効率的に提供するシステムのことを指します。その中でもグーグルはその高度なアルゴリズムと広範な情報収集能力により、他の追随を許さない地位を確立してきました。

 しかし、その独占的な地位が行政処分の理由となりました。

この状況は、競争の少ない市場において、一部の企業だけが大きな力を持つことによる問題を示しています。

要は、競争のすくない範囲でどれだけ影響力を持てるか、ということです。この視点から見ると、ある種の皮肉さ、あるいはひねくれた思考まで感じてしまうことがあります。

 世渡り上手でいれば、儲けはバッチリ。今まで行政が何もしなかったのがふしぎでなりません。

グーグルがもう少し、権勢を削がれると、世の中は違った風景が見えてくるかも知れませんね。

 先のものは後になり、後のものは先になるのです。今後のグーグルの動向が気になります。