広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

物価高の現状と政治的影響

天風録アラスジ

韓国の尹錫悦大統領の「長ネギが875ウォン(約100円)なら妥当」との発言が物価高の現状を理解していないとの批判を引き起こし、与党の総選挙大敗につながった。この事件は、政治家の発言が国民の感情に大きな影響を与え、政治的な結果を招くことを示している。

その一方で、この事件は言葉の力と、それが政治的な結果にどのように影響を及ぼすかを示している。

    大統領の発言は、「長ネギ」が「大敗」を意味する言葉と同音であることから、政権の打倒の象徴となった。これにより、野党の集会に持ち寄る人が増え、投票所への持ち込みが禁じられるほどの影響を及ぼした。

   一方、日本でも物価上昇が止まらず、その原因である円安がさらに進行している。この状況を見て、岸田文雄首相も笑えない状況にあるだろう。対応が甘ければ、国民の厳しい審判が待っていることを忘れてはならない。

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『史上最強の哲学入門』(作:飲茶)を昨日、読了しました。この本では、主に西洋思想の推移を、ざっと説明していますが、その中でちょっと気になる言葉がありました。

欠陥だらけの新自由主義で、なんでも自己責任にされてしまう弱い立場の人々のことです。

 

  わたしも含めて、他にいい制度が見つからないために、資本家に労働力を搾り取られてしまっている。貧しいものはより貧しく、豊かなものはそれなりに。政府は何をしてくれるのかというと、何もしない、それが新自由主義だという。そこでわたしの思うに、円安の傾向を見ていても、政府は何もしないのではないか。

 

あまりにも現状維持の傾向が強すぎて、異世界でやり直すというライトノベルが盛況なのですが、若者たちが手軽な娯楽に逃げてしまい、今の現実に立ち向かう術を知らないのがじれったいですね。もっと政治に関心を持ちましょう。

 

地震に強い日本の防災意識

天風録アラスジ

150年前、郵便ポストが公衆トイレと誤解されたエピソードから、現代の災害時のトイレ問題までを描いている。

 

大災害では断水が続き、トイレが使えない地域が出るため、清潔なトイレの確保が重要で、トイレという日常的な存在が、災害時には大きな問題となり得ることが理解できる。

 

そのため、日頃から災害対策として携帯トイレの備蓄や、食事や寝る場所などの基本的な生活の準備をすることが大切だ。

 

さらに、家族間で防災について話し合うことで、実際の災害時にパニックにならずに対応できるようになる。特に、子供たちが防災意識を持つことは、将来的にも彼ら自身の安全を守るために重要だ。また、地域全体でのトイレ問題の解決策を模索することも、大切な課題となる。

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1995年の阪神淡路大震災からずっと、避難所の劣悪な環境について話題に上っています。ところが多くの人々は

 

「いざという時には何とかなるだろう」

 

という感覚を持っているようですね。最近の台湾地震を見てみましょう。台湾の避難所と日本の避難所との間には、驚くほどの環境の差がありました。

 

台湾の避難所は日本のそれよりも格段に環境が良く、プライバシーが保たれており、行政との連絡もスムーズに行われていたのです。この事実は大手メディアにほとんど取り上げられていません。

 

そのため、多くの人々はこの真実を知らずにいます。今こそ、我々は避難所の環境改善に真剣に取り組むべき時です。

避難所の環境は、我々が考慮しなければならない重要な問題の一つです。

 

年配の方や身体障害をお持ちの方など、自分の意志で問題を解決できない人々も存在します。行政との連絡がうまくいかなかった場合にはどう対応すべきか、この問題についてより深く考慮する必要があります。

日本が先進国であり、地震に強いお国柄だと自負するのなら、被災した後のことも充分考えるべきと私は主張します。

 

シウマイ弁当の魅力と崎陽軒への愛情

天風録アラスジ

駅弁の日を記念して、半世紀前の在来線での小旅行と駅弁の楽しみを振り返る。駅弁は地方色と旅情を盛り込んだ日本の文化遺産であり、旅行が制限されたコロナ禍でも駅弁フェアは人気があった。

駅弁が旅行シーズンの中でも特に気候が良い日に選ばれるのは、その地域特有の味覚を楽しみながら、さらに旅行を楽しむためである。

これから桜の見頃を迎える地域もあり、それぞれの地域ならではの駅弁を頬張りながら、旅は一層楽しいものになるだろう。

 

また、外国人観光客にも駅弁の楽しみを広めていきたいと思う。

 

   駅弁は、にぎり飯とたくあんから始まり、現在では各地の名産物を取り入れた魅力的な食事へと発展してきた。あさってから始まる広島駅の駅弁まつりでは全国44種類の駅弁が集まる。

 

   未来の駅弁がどのように進化していくのか、その可能性に思いを馳せながら楽しむのも一つの旅の楽しみである。

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駅弁というと、なんと言っても嘉門達夫の迷曲『崎陽軒シウマイ弁当』が思い浮かびます。

   このコミックソングは、彼が大阪の出身であるという事実と、その地にちなんだ特産品である「551のシュウマイ」という名物商品が存在するという事実を組み合わせているようです。

    しかし、嘉門達夫自身は崎陽軒シウマイ弁当の大ファンで、その愛情は彼の曲にも表現されています。

    彼は歌詞の中で、カラシをシウマイに軽くつけ、しょうゆを適量つけて、逆さにして口に運ぶという食べ方を紹介しています。

 

  そして舌の上でカラシの辛味を楽しみつつ、シウマイの美味しさを堪能するという風味豊かな描写は、まるでその場にいるかのような食欲をそそります。

わたし個人は、駅弁で崎陽軒シウマイ弁当はもちろん、釜飯や地方色豊かな海鮮弁当などを食べたことがあります。日本の文化遺産としての駅弁。残したいですね。

 

台湾の支援体制の模範

天風録アラスジ

石川県輪島市の県立輪島高の平野敏校長は、能登半島地震後の困難な状況下でも学びを止めないことを強調した。

平野校長は、自身のブログを通じて、生徒たちだけでなく多くの人々に向けてメッセージを発信し続けた。

 

   そのメッセージの中心には「学び続けることの重要性」があり、地震の影響で生じた困難な状況を乗り越えるための一策として、生徒たちに対し常に学びを求め続ける姿勢を示し続けた。

平野校長自身も、生徒たちに向けたブログを通じて、「負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事」というメッセージを発信し、自らの行動で示してきた。

 

   その結果、ブログは多くの人々から支持を受け、既に200万アクセスを超える人気を博している。

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被災について考えると、もっと具体的な災害予防の手段を考え、実行していなかったのではないかという疑問を持つ人々も若干います。

    これは、災害が発生した後でなければ考えられなかったのか、あるいは早期に対策を講じることが可能ではなかったのかという視点からの疑問です。

 

災害に遭遇した場合、避難所での雑魚寝や単調な食事、行政への連絡が難しいという状況が、我々にとっては当たり前の風景となっています。

 

これは、私たちが普段から経験している日常とは大きく異なります。しかし、これが常態化しているという現状に、我々は問題意識を持つべきではないでしょうか。

 

一方、台湾で地震による被災が発生した際の人々の待遇については、非常に恵まれているという報道があるようです。これは、台湾の被災者支援体制がきちんと機能しており、被災者が適切な援助を受けられていることを示しています。

 私たちも、台湾のような支援体制を参考にして、自国の被災者支援を見直すべきだと考えます。

新プロジェクトX:建設工事と困難

天風録アラスジ

NHKの新番組「新プロジェクトX」は、東京スカイツリーの建設を舞台に、困難に挑む日本人の姿を描き出す。工事の進行中に生じた問題は、作業員たちが桜の下で酒を酌み交わし、心を一つにすることで解決された。しかし、現在の建設業界では、時間外労働の上限規制やコロナ禍による影響で、工事の長期化が予想され、現場へのリスペクトがこれまで以上に重要となっている。

その一方で、これらの変化は働き方と楽しみ方の新たな流儀を生み出している。コロナ禍を経た今、職場の花見は確かに減っているが、それは新しい令和の時代の流儀とも言えるだろう。たとえば、平和記念公園を歩くと満開の桜が迎えてくれる。このような新しい環境の中で、我々はどのように働き、そして楽しみを見つけるのか、それが今後の課題となる。

 

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『新プロジェクトX』は、高視聴率が約束されたような作品ですが、前のシリーズを全て見逃してしまって残念ですTT 今シリーズのとび職の話も未見です。


NHKの新番組ドキュメンタリーでいまのところ完見したのが『時をかけるテレビ』#01。これは、核戦争後の地球をシミュレートした科学ドキュメンタリーですが、

 

  1984年時点で戦艦の持っているたった5発の核兵器でも、核の冬の危険があるという話があって、(詳細はNHKプラスでご覧下さい)、前日にこれを見ていたら、核兵器に関して違ったコメントが書けたのにと思ってしまいました。

 

 それはともかく、日本人の底力を自画自賛する番組として、『新プロジェクトX』が再開されました。最近の若者はあの時代とは違って、仕事だけしてればそれでいい。仕事仲間との交流はできるだけ避けるって聞いています。

 

 創造性にはタイパという言葉は使えません。人間には、創造性が必要不可欠。そして創造性は、他も色々ありますが、人間関係からも生まれてくる。若者よ、創造性のある仕事をしようぜ! オバサンの世迷い言かな。

 

人権と戦争の葛藤~バック・トゥ・ザ・フューチャーを連想しつつ~

天風録アラスジ

放射線影響研究所の研究は、親の被爆が子の健康に影響を及ぼすかどうかを説明会を開いて明らかにしようとしている。

 

   一方で、ガザの現状はヒロシマナガサキのようであるべきだとして、米国の議員が原爆投下を促すような発言を行っている。しかし、核兵器がもたらす悲劇を少しでも理解するならば、議員のような言行は絶対に許されないはずである。

   核攻撃の選択肢を持つこと自体が、人間の命と人権を軽視する行為であり、これに対して強く反対の声を上げるべきだ。このような状況を受け、我々一人一人が平和への願いを新たにし、積極的に行動を起こすことが求められている。

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もはや戦後ではない、と宣言されて何十年経ったことでしょう。私は戦争の記憶は遠いものだと思っていましたが、広島に来て認識を改めました。

 広島では、まだ戦争は終わっていません。放射能の影響特有の病気に悩まされ、原爆手帳を手に入れれば、「いい目をしている」となじられる。子ども達も病気がち……。

影響がどの世代まで続くものなのかは、調べればなにか分かるのかも知れませんが、アメリカは原爆について都合の良いことしか考えていないようです(最近の若者たちについては、その限りではないようですが)。

 

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の原作本を読んだことがありますが、その冒頭では核実験の事実に対する授業を、主人公のマーティが「退屈で飽き飽きした」みたいなことを思うシーンがあります。

 

80年代では、核に関する認識は、きっとそんな人たちが大勢いたのでしょうし、ガザに核兵器を落とすという発言も、「ちょっとやっつけてやれ」のノリで考えているのかも知れません。

 近代においては、戦争に関して人権だの人命だのと持ち出す方が間違いなのでしょうか。

 近代戦争や政治というもののややこしさを感じてしまう昨今です。

少子化対策と貧困問題の関連性

天風録アラスジ

幕末の大久保仁斎の貧困と現代若者の金銭問題が描かれ、年間給与が米30俵だった大久保と、「手取り」が増えない現代若者が比較されている。子育て支援金を医療保険料に上乗せする案については国民の納得感が低い。少子化対策の一環としてこの案が国会で審議されているが、

多くの国民、特に経済的に困難な若者たちはこの負担を受け入れられないだろう。

下級武士の経済困難と現代若者の結婚や育児への取り組みが比較され、少子化対策の重荷が強調されている。

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大久保仁斎とは、幕末の江戸の御家人のことです。貧しい武士だったようです。

現代に話を持って行くと、少子化対策として、政府がお金で問題を解決しようとしている態度が見受けられます。これは、政府の方針が資金に依存していることを示しており、政策の創意工夫の欠如が明らかになります。この事実に対しては、怒りを覚えてきます。

また、政府は私たちの税金を自由に使い、自分たちの意のままに行動しているように見えます。

 それは、私たちが彼らの行動を追求し、適切な処分を求めようとすると反発することからも明らかです。

 彼らがどれだけ真剣に国民の利益のために努力しているのか、その意志を問う必要があります。

少子化対策に限らず、私たち自身が政府に具体的な提案をしたり、政策の進行状況を綿密に把握するといった義務をきちんと果たしてこなかったことが、現在のような深刻な状況を招く結果となったのではないかと考えます。

   私たちは社会の一員として、国の政策に対して積極的に関与し、自身の意見や提案を積極的に発信することが求められています。そのような行動が、少子化問題に対する具体的な解決策を見つけるための重要なステップとなるでしょう。

おごり高ぶった政治は、もう要らない。今こそ私たちが政治に関心を持つべき時です。このままでは日本の弱体化は目に見えています。