広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

浅野藩との縁を辿る物語

天風録アラスジ

手塚治虫の漫画「三つ目がとおる」は、連載開始50周年を迎えた。超能力を持つ古代人の末裔である中学生が遺跡の謎を解く物語である。特に「酒船石奇談」は、飛鳥時代奈良県明日香村にある巨石を題材にしており、古代の支配者が人々の心を操る秘薬の調合台として描かれている。手塚治虫はこの地をよく訪れ、空想を膨らませていたとされている。現在、この巨石を含む「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に推薦されており、登録は2年後を目指している。謎とロマンを求める人々が訪れることが期待されている。

コメント

『天風録』の筆者は「酒船石」の謎について、「謎は謎のままのほうが面白い」と結んでいますが、わたしの夫の家系にも興味深い謎が存在しています。夫の先祖は広島県油木の有力な豪族でしたが、ある時期から浅野藩に召し抱えられ、柔術指南という重要な役割を担っていました。家系の純粋性を保つために血族結婚が頻繁に行われていたと伝えられています。

 

浅野藩との関係が深まり、特別な許可を得て浅野藩の姓の一部を名乗ることが認められ、代々の男子には「正」の字を名前に付けるという伝統が確立されました。家禄は約500石程度だったと言われています。

詳しく調査すると、曾祖父の名前には「正」の字が使われていなかったが、その後の世代には「正」の字が存在していました。この事実は何らかの重大な出来事や変化があったことを示唆しています。

さらに、祖母の時代に至るまで浅野藩から定期的にお歳暮やお中元が贈られていたことから、明治維新後も浅野家との特別な関係が続いていたことが示唆されています。夫は、先祖が明治維新の動乱期に浅野藩に大きな貢献をしたのではないかと推察しています。藩の存続や新しい時代への適応に関して重要な役割を果たした可能性があると考えていますが、具体的な貢献内容は不明です。