アラスジ:
現代の韓国では、⽝⾷禁⽌を求める特別法が成⽴しました。この法律は、韓国の⽝⾁産業とその消費者に直接影響しているため、国内外の様々な団体や個⼈からの意⾒や反応があります。
業者は経済的な観点から反対の⽴場を取り、⼀⽅で 愛⽝家である⼤統領夫⼈はこの「犬食禁止」法律を⽀持しています。社会全体が直⾯している複雑な問題がこのことからよくわかります。
地域や個々の⽂化、さらには価値観の違いが犬食の是非に⼤きく影響します。
⾷⽂化という観点から⾒れば、何が「正しい」または「受け⼊れられる」⾷事であるかは、その地域や⽂化によって⼤きく異なるのです。この問題については、⼀⽅的な視点ではなく、多⾓的に考察し続ける必要があるでしょう。
コメント
こないだ、NHKで『ゲームゲノム』をやっていたんですが、その中で紹介されていた文化としてのゲームのタイトルに、IT TAKES OF TWO と言うものがありました。
離婚前提の夫婦が協働しあって一つの目的を達成しようとするゲームで、価値観も立場もぜんぜん違う身勝手なふたりが、いかにして目的を遂げるのかというのがゲームの主眼です。
その番組のMCの言葉が耳に残っています。
「自分の右手(の方向)が、相手にとって右手だとは限らない。分かっていたけど、相手の視点に立つことも大切だなって、このゲームをしてわかった」
犬が家族の一員だというのは、人間にとって都合がいいからです。ゴキブリが家族の一員だという人は、あまりいません。しかし地球にとってゴキブリは必要な人材なんです。(わたしはキライですが)。
人類にとって都合のいい自然だけに囲まれていたらどうなるのか。
そんなことをネタにした作家もいますが、説教臭い話になりそうです。
どちらも正しい意見がある場合、どのような問題解決が求められるのかは、各個人の深い思索が必要と思われます。難しい時代です。