天風録アラスジ
キャサリン皇太子妃は自身のがん闘病について子どもたちに説明し、日々体調が良くなっていることを伝えて安心させたという。
このような配慮から公表が遅くなったとみられる。子どもたちへの思いやりは世界共通のものである。子育て世代のがん患者は増加傾向にあり、子どもへの説明や心配事の対処が問題となっている。がんになったことは誰のせいでもないというメッセージを伝えることで、子どもが罪悪感を感じないようにすることが重要だ。
医療の進歩により、5年生存率が大幅に改善したことも、子どもたちの不安を和らげる一助となっている。キャサリン妃の闘病を知った人々からは、回復を願う声が多く寄せられている。その声援は、彼女自身だけでなく、他のがん患者やその家族にも力を与えていくだろう。
コメント
『サザエさん』で国民的人気を博した長谷川町子は、同時期に『意地悪ばあさん』という別の作品も世に送り出しています。同作品の中の一コマ。
中年のガリガリにやせた男性が健康診断を受け、ドクターに対面。「ただのイカイヨウでしょう」とドクターが男性に言う。その後、クリニックの出口に向かう男性の姿が描かれますが、そこで意地悪ばあさんが登場。
彼女が鳥の絵のスケッチを医師に見せて、「なんでしょう」と尋ねます。すると医師が答える。「ガンですな」。男性は驚き、ゾーッとする。
ガンは昔から、恐ろしい病気として広く知られています。昔の日本では、胃がんと考えられる潰瘍性胃腸炎などから死ぬ人が非常に多かった。
現代でも、ガンはまだまだ恐ろしい病気とされています。キャサリン妃のがんの種類はプライバシー保護のために公表されていないのですが、しかし、こうした事実が隠されると、逆に人々はより一層その真実を知りたいと思うものです。
近年亡くなられたちびまる子ちゃんの声優TARAKOさんも、病名を明かしませんでした。好奇心がそそられますね。