広島のあすにゃん

広島のアスリアが、日々の備忘録を書きます。

岸本葉子と俳句の魅力

天風録アラスジ

 秋も深まりつつあるが、まだ肌寒さを感じる人は少ない。9月に使われる「秋涼の折」が適しているかもしれない。郵便料金が値上げされ、はがきは63円から85円に、手紙は110円に一本化される。能登半島では震災と豪雨が続き、被災者のケアが急務。石破茂政権が発足し、復興に向けた補正予算が求められているが、衆院解散・総選挙の日程が示され、矛盾を感じる。

 

コメント

 

手紙の書き出しでよく使われる季語。岸本葉子さんは、日常生活を題材にしたエッセイで知られ、特に季語を巧みに使った作品で高く評価されています。彼女のエッセイは、四季の移ろいを鋭敏に捉え、日常の中に潜む些細な喜びや感動を繊細に描写することで、多くの読者の共感を呼んでいます。

 

例えば、秋の風景を描写する際、岸本さんは単に景色を描くだけでなく、秋特有の空気感や光の質、そして人々の心情の変化までも巧みに織り込みます。落ち葉を踏む音や澄んだ空気、収穫の喜び、そして冬への静かな覚悟など、秋のあらゆる側面を言葉で絵画のように描き出します。この繊細な表現力により、読者は自身の経験と重ね合わせながら、より深く季節の変化を感じ取ることができます。

岸本さんの作品には、俳句に関するエッセイも多く含まれています。例えば、著書『俳句、やめられません』では、俳句を始めたきっかけや俳句を通じて得た喜びや学びについて語られています。また、NHKの「ラジオ深夜便」や「NHK俳句」でも俳句に関するエッセイを連載しており、俳句の魅力を広く伝えています。

岸本さんのエッセイを読むことで、忙しい現代社会において見落としがちな自然の美しさや季節の移ろいが再認識され、読者に新鮮な感動を与えます。興味があれば、ぜひ彼女の著作を手に取ってみてください。きっと、日々の生活に新たな彩りが加わることでしょう。